貿易取引での代金決済方法は大きく次の3つに分けられます。

①送金(前払送金・後払送金)

L/C(信用状)

D/A 、 D/P(取立て)

それぞれの特徴を下の表にまとめてみました。

輸出者の立場として

リスク低 ⇒ リスク高

前払送金 ⇒ L/C ⇒ D/P ⇒ D/A ⇒ 後払送金 

輸入者の立場として

リスク低 ⇒ リスク高

後払送金 ⇒ D/A ⇒ D/P ⇒ L/C ⇒ 前払送金

手続きの簡単な順 

 送金 ⇒ D/A、D/P(取立て) ⇒ L/C(信用状)  

L/Cの場合には、輸入者側の銀行が保証を行っているため、
例え輸入者が倒産しても輸出者はL/C通りの船積書類を呈示すれば
代金の回収が出来ます。
しかし、書類の一致の要件が厳格なために手続きとしては、相当な労力を要します。 

一方、D/A 、D/Pでは輸入者が倒産した場合には、
輸出者は代金回収が不能となるので、信用リスクが高くなります。

※L/CとD/A 、D/Pは荷為替手形が手形が使われます。

送金は手続きも簡単ですが、リスクが一方に偏ってしまいます。

輸出債権の保全方法を簡単に比較しています

  輸出取引信用保険  L/C(信用状) フォーフェイティング 国際ファクタリング 
 内容 保険会社が輸出債権を補償する 信用状発行銀行が輸出手形の支払を確約 買取銀行が輸出手形を買戻請求権なしで買取る ファクタリング会社が輸出債権を補償する
 対象取引 オープンアカウントも対象  L/C付輸出手形

L/C付期限付輸出手形
D/A手形

オープンアカウントも対象
 カバーされる金額

インボイス金額の
80%〜90%

 手形金額100%  手形金額100%  インボイス金額100%
カバーできるリスク 信用危険 ○

非常危険 ○

信用危険 ○

非常危険 ○

信用危険 ○

非常危険 ○

信用危険 ○

非常危険 ×

信用危険:買主の倒産・債務不履行
非常危険:戦争・内乱、相手国による輸入禁止、為替取引の制限など(カントリーリスク)

お問合せ・ご質問はこちら